親が亡くなったときに家の中にある遺品の片付けをしました。たんすの中を開けてみると、生前に着ていた服がきちんと畳まれていて、なんだか懐かしい気持ちになりました。肌着類は他に使う人もいないため、残しておかずに不用品として処分することにしました。きちんと仕立てたジャケットやシャツは、他の人が着られるよう仕立て直してみてもよいかなと思い、そのまま捨てずに置いてあります。
趣味が庭いじりだったため、園芸の本や雑誌がたくさんありました。雑誌は紙がいたみやすいので思いきって捨てることにして、ハードカバーの本は何冊か思い出に置いておくことにしました。クラシックレコードやCDは捨てるのが惜しい気がして、子どもたちで分けることにしました。今でも時々、それらのレコードやCDを聴いています。
遺品の片づけをしていると、色々な思い出がよみがえってきて、さみしいような悲しいような気持ちになりました。このような時間をもつことにより、自分の中の悲しい気持ちが少し癒やされたように思います。